
日経平均 | 43,546.29円 ▼168.02円 |
為替 | 1ドル=147.62円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億4,256万株 |
売買代金 | 5兆0780億95百万円 |
値上り銘柄数 | 1,056銘柄 |
値下り銘柄数 | 511銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 147.04% |
市況概況
上値の重さを確認して冴えない展開
米国株はまちまちとなり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。ただ、さすがに目先的な過熱感もあり、寄り付きの買いが一巡となった後は冴えない展開となった。それでも昨日の終値を意識していったん戻したものの改めて上値の重さが確認されると再度売り直され、昨日の終値を下回り冴えない展開となった。その後は買戻しも限られ軟調な推移となった。
昼の時間帯も特に大きな動きは見られず、後場も冴えないながらも底堅い始まりとなった。それでも今日は戻れば売りという展開になり、昨日の終値を意識して売り直されると言う状況が続いた。まだ買戻しも多く下げ渋り感は見られるものの最後まで手仕舞い売りに押されるものが多く後場の安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多かったが、幕間つなぎ的に買われるものも見られまちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は小幅高となった。先物はまとまった売り買いも少なく、上がれば売り、下がれば買いという感じで方向感に乏しい展開となった。
高く始まったものの買われすぎ銘柄を中心に買戻し一巡となったものから売られる展開となり、ようやく調整感が強まってきた。ここで空売りが増えていなければ、明日以降手仕舞い売りに押されるものも多くなり、戻れば売り、戻らないから売るというような展開になると思う。買われすぎ銘柄を中心に売り急ぐ場面も出てくるだろう。
テクニカル分析
日経平均
移動平均線からの乖離が大きいところで「かぶせ線」となった。いったん当面の天井を付けたということで少なくとも25日移動平均線や基準線までの調整は見られるだろう。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!