日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 43,378.31円 △729.05円
為替 1ドル=147.13円
売買高(東証プライム、以下同) 22億8,840万株
売買代金 5兆6113億88百万円
値上り銘柄数 853銘柄
値下り銘柄数 704銘柄
騰落レシオ(25日) 150.52%

市況概況

週末の買戻しやGDPを好感して大幅高

米国株は冴えない展開だったが、前日の大幅下落の反動もあり夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。朝方発表されたGDP(国内総生産)速報値が予想を上回ったことで利上げ期待が強まり、銀行株なども買われ、引き続き日経平均に影響の大きな銘柄の買戻しを急ぐ動きで大きな反発となった。

昼の時間帯も売り急ぐということでもなく、後場もさらに日経平均に影響の大きな銘柄の買戻しを急ぐ動きで前日の下落幅を取り返すように大きな上昇となった。その後も買い気は衰えず、下がらないから買う、買うから上がるという展開で指数に影響の大きな銘柄の買戻しも続き、大きく上昇、TOPIXは最高値更新、日経平均も引け値ベースでの最高値更新となった。

小型銘柄も買戻しや幕間つなぎ的に買われるものが見られ総じて堅調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を動かす場面も見られたが、買戻しやヘッジの買いと見られる買いが続き指数を押し上げる場面が多かった。

再度急騰となった。GDP(国内総生産)が予想を上回ったということで銀行株が買われてTOPIXは高く、日経平均に影響の大きな銘柄の買戻しで日経平均が高いという状況だ。特に買い上がるほどの材料でもなく、空売り次第ということなのだろうが、買われすぎ感が強いことには違いなく、買戻し一巡となったものから売られる状況には変わりないだろう。いったん上値が重くなると昨日のような急落となると思う。

テクニカル分析

日経平均

三川の形から切り返したが、買戻し一巡となれば、再度急落となるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOpTetyDMa2i0KagwugXljZVdnnDgcsBo

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!