日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 42,718.17円 △897.69円
為替 1ドル=148.29円
売買高(東証プライム、以下同) 29億3,680万株
売買代金 6兆8640億29百万円
値上り銘柄数 965銘柄
値下り銘柄数 600銘柄
騰落レシオ(25日) 153.98%

市況概況

買戻しが入り大幅高

日本市場が連休中の米国株は堅調ながらも上値が重い展開だった。これを受けてやシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。

指数に影響の大きな銘柄に空売りが積み上がったものが見られ、買戻しを急ぐ動きで意外高となり、寄り付きからの買いが一巡となった後も買われ大幅高となった。節目と見られる42,500円水準も抜けて一気に43,000円を意識するところまで買われ、高値圏での引けとなった。

昼の時間帯も先物に買いが入り、後場は前場の高値を上回っての始まりとなった。ただ、さすがに買戻し一巡となった銘柄から手仕舞い売りに押されるものも見られ、43,000円を抜け切れないとなると上げ幅を縮小、最後は買戻しも入り戻りかけて終わったが、後場の安値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて軟調だった。上がらないから売られるような展開でグロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった買いが散発的に見られ、指数を大きく押し上げる要因となった。上がるから買うという展開でスパイラル的に指数を押し上げる要因となった。

連休前の急騰以上に大きな上昇となり、日経平均もTOPIXも最高値更新となった。ただ、さすがに上値の重くなる銘柄なども見られ、ここからは買戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。43,000円水準を超えても超えなくても改めて上値の重さを確認して売り急ぐ場面も出てくると思う。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きくさすがに買われすぎの修正安は見られると思う。一気に25移動平均線や基準線までの下落の可能性もある。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!