日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 41,059.15円 △264.29円
為替 1ドル=147.11円
売買高(東証プライム、以下同) 25億1,121万株
売買代金 5兆6928億57百万円
値上り銘柄数 1,022銘柄
値下り銘柄数 544銘柄
騰落レシオ(25日) 148.08%

市況概況

堅調だが上値は重い

米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物はほとんど変わらず、決算発表などを受けて売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となると買戻しを急ぐ動きとなってあっさりと40,800円を抜け、されに値持ちが良いと見ると買戻しを急ぐ動きやインデックス買いなども見られ41,000円を超えた。それでも値持ちの良い展開が続き結局41,000円を超えて高値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の終値よりも安く寄り付いたものの意外と値持ちの良い展開が続いた。ただ、米国の関税問題が結局うわむやなままタイムリミットを迎えたこともあり、手仕舞い売りに押されるものも多く上げ幅縮小となった。トヨタの決算も下方修正となったが、ある程度織り込まれているということで値持ちは良く、指数も41,000円を下回ると下げ渋りとなった。最後は買戻しも見られ特に買う理由もないなかで41,000円台で引けた。

小型銘柄は出遅れ感から買われる銘柄なども見られ総じて堅調となった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を押し上げる場面もあったが、特に方向感を持っての買いということでもなく、持高調整の売り買いが中心だったと思われる。

インデックス買いが入っているのではないかと思われ、41,000円を超えてきた。ただ、買い上がる材料には乏しく、決算発表が出揃ってきているが、特段好調なものも見られず、円安効果も剥げ、関税問題が懸念されるなかでは買戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。半導体株などの買われすぎの修正安はまだまだ続くと思われる。

テクニカル分析

日経平均

値持ちの良い展開が続いているが、節目と見られる41,000円水準では上値も重くなっており、再度25日移動平均線や基準線までの調整は早晩見られると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!