
日経平均 | 40,549.54円 △258.84円 |
為替 | 1ドル=147.10円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億4,675万株 |
売買代金 | 4兆8776億81百万円 |
値上り銘柄数 | 1,154銘柄 |
値下り銘柄数 | 412銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 134.37% |
市況概況
反発するも上値は重い
前日の急落の反動や米国株高を受けて本日の日本市場は買い先行となった。買い気配から始まる銘柄なども散見されて戻りを試す動きとなったが、寄り付きの買いが一巡となると戻り売りに押されて上げ幅縮小となった。インデックス買いなども見られた見たいで値持ちの良い展開ではあったのだが、上値も限られた。堅調ながらも上値の重い展開が続き前場の取引を終えた。
昼の時間帯にも若干買いが見られたものの後場も前場の終値近辺で寄り付いた後は買戻し一巡から上値の重い展開が続いた。かと言って売り急ぐということでもなく、意外に値持ちの良さも見られ、引けを意識する時間帯からは買戻しを急ぐ動きも見られ、最後は上値は思いながらも寄り付きの値段を超え、堅調な引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも散見され、堅調だった。米国の影響の少ない値動きの軽い銘柄などが物色されたものと思われる。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの、指数を大きく動かすようなことも方向づけるようなこともなかった。
月初の買いは前場には見られたものの大きく指数を押し上げることもなく、米国株の影響も軽微で総じて買戻しは入るのだが、買い切れず、上値が重いという雰囲気だった。空売りも買戻しが進んで積み上がっておらず、踏み上げ相場になり難い状況でさらに下値模索がつづくのではないかと思う。買戻し一巡となったものから売られるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
基準線に上値を押さえられるような形で堅調ながらも上値の重い戻りの鈍い展開となっている。買戻し一巡からまだまだ25日移動平均線までの下落、あるいは25日移動平均線を下回っての下値模索となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!