日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 40,794.86円 △245.32円
為替 1ドル=147.47円
売買高(東証プライム、以下同) 24億2,538万株
売買代金 5兆4274億78百万円
値上り銘柄数 1,293銘柄
値下り銘柄数 292銘柄
騰落レシオ(25日) 139.80%

市況概況

米国株安にも関わらず堅調だが上値は相変わらず重い

米国株が軟調となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も冴えない展開となったことから、本日の日本市場は売り先行となった。

売り気配から始まる銘柄が見られる一方で、買い気配から始まる銘柄なども見られ、決算動向に反応しながら買われすぎ感が強い半導体関連銘柄などが売られる状況だった。それでも不動産株や建設株が高く、インデックス買いも見られたようで堅調な展開となり、上値の節目と見られる40,800円の水準まで買われ高値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯は特に動きは見られず、後場も前場の終値近辺で始まり、いったん40,800円を超えたところでは手仕舞い売りに押され40,700円のところまで上げ幅縮小となった。それでも買戻しを急ぐ動きや前場同様に建設株や不動産株が買われし指数を押し上げ、最後まで値持ちの良い展開で前場同様にTOPIXは大幅高、日経平均も堅調な展開となった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は小幅安となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られたものの指数を大きく動かす場面はほとんどなく、相変わらず上がれば売り、下がれば買いという状況で方向感は見られなかった。

月初の買いのような買いが続いているようだ。ただ、一方で半導体株などは手仕舞い売りに押されるものも多く、日経平均自体は上値の重い展開が続いている。好調な決算を発表して買われるものも見られるが、買戻し一巡となったものから売られるのではないかと思う。TOPIXも決算発表が出揃ってきたところで調整となると思う。

テクニカル分析

日経平均

基準線も抜けてきたがそれでもまだ上値の重い展開となっている。まだまだ25日移動平均線や基準線に絡みながらの調整かいったん25日移動平均線や基準線を上値としたような調整が見られると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!