
日経平均 | 41,820.48円 △761.33円 |
為替 | 1ドル=147.35円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 28億6,972万株 |
売買代金 | 6兆7792億50百万円 |
値上り銘柄数 | 1,067銘柄 |
値下り銘柄数 | 497銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 151.76% |
市況概況
関税の見直し期待で大幅高
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は堅調となり、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んでの買いや朝方米国との関税協議の見直しが成功したと報じられたことで買い先行となった。
寄り付きの買いが一巡となった後も踏み上げられる銘柄なども多く、日経平均が先導する形で急騰となった。買いが買いを呼ぶような展開で指数先行で大幅高、日経平均も高値引けとなり、TOPIXは最高値更新となった。
昼の時間帯も堅調な地合いが続き、後場もしっかりとした始まりとなった。後場も寄り付いた後は売られないから買われるという状況で日経平均は42,000円を超える場面もあった。
ただ、関税協議もまた口約束に過ぎないのではないかとの懸念などもあり、42,000円をつけたことでの達成感もあり、手仕舞い売りに上げ幅縮小となった。3連休を控えた週末ということでもあり、いったん上げ幅を縮小したものの、最後は値持ちの良さもあって買戻しも入り大幅高での引けとなった。
小型銘柄は週末の手仕舞い売りに押されるものも見られまちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は小幅安だった。先物はまとまった買いが朝方から断続的に見られ、下がらないから売るという状況で指数を押し上げる場面もあった。後場に入ると持高調整の売り買いが中心で買戻し一巡となって上値も重かった。
意外高となった。関税協議がうまく行ったということで買戻しなども入ったものと思われるが、特に買い材料ということでもないと思うのだが、上がるから買うということで大きな上昇となった。ただ、42,000円を付けたということで達成感もあり、最後は上値も重くなったように冷静に足元の業績面から見れば売り直されるものも多いと思う。
テクニカル分析
日経平均
いっきに42,000円まで上昇となったが、急騰した後だけにここからはいったん調整感が出てくると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!