日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 43,274.67円 △556.50円
為替 1ドル=147.77円
売買高(東証プライム、以下同) 25億0,739万株
売買代金 6兆3336億28百万円
値上り銘柄数 946銘柄
値下り銘柄数 612銘柄
騰落レシオ(25日) 156.49%

市況概況

引き続き買戻しを急ぐ動きで連日の急騰

米国株が堅調となったことを受けて夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。

特に買い上がる材料があるということでもないのだが、指数先行で買戻しを急ぐ動きで大きな上昇となった。43,000円を超えて始まり、何とか43,000円台を維持したことで買戻しを急ぐ動きとなり、買いが買いを呼ぶ展開で上値を試すことになった。積極的に買い上がる材料あったというよりは上がるから買うということで高値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も前場の高値を意識して始まり、それでも値持ちが良いということでさらに上値を試す動きとなった。さすがに43,500円を意識すると手仕舞い売りに押されるものも多くなり、上げ幅縮小となった。それでも43,200円を割り込んでも売り急ぐということでもなく、最後まで値持ちの良い展開となった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押される銘柄や値動きの悪さを嫌気して売られるものも見られ、まちまちだった。グロース250指数やグロース株指数は小幅安となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、特に買いが入ると指数が押し上げられ、押し上げられるとさらに買いが入るという状況で大幅上昇の要因となった。

連日の急騰が続き一気に43,000円台まで上昇となった。さすがに行きすぎ感が強いものの、買わざるを得ないような買いが入っているということだろう。行くところまで行くという状況ではあるのだが、さすがに「呆れ果てたる値が出れば、それが高下の堺なりけり」なのだと思う。相変わらず値上がり銘柄数は少なく、日経平均主導での上昇となっており、いったん梯子を外されると急落となると思う。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きくなっており、さらに上値を試すというよりはいったん上値が重くなると一気に売られることになると思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!