
日経平均 | 42,633.29円 △23.12円 |
為替 | 1ドル=148.53円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億3,400万株 |
売買代金 | 3兆9537億78百万円 |
値上り銘柄数 | 1,014銘柄 |
値下り銘柄数 | 547銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 151.78% |
市況概況
方向感に乏しく小動き
米国株が軟調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物がしっかりとしていたこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。
朝方発表されたCPI(消費者物価指数)も予想通りだが高水準ということで国債利回りも上昇、寄り付きの買いが一巡となったあとは買戻し一巡から一気に売られる展開となった。それでも週末の持高調整の買戻しなども見られ、指数は持ち直し前日の終値と同じ水準で前場の取引を終えた。保険株や銀行株が高く、TOPIXは堅調だった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場は若干売り物がちで始まったものの特に売り急ぐということでもなく、指数は小動きとなった。買戻し以外に買いが入らないような雰囲気だが、特に売り急ぐということでもなく、今晩の米国でのイベント待ちということなのだろう。最後は買戻しを急ぐ動きも見られ結局日経平均も後場の高値引け前日比プラスで引けた。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、上がれば売られ下がれば買われるという状況だった。週末の持高調整の売り買いが中心だった。
買われすぎ銘柄の修正安が見られる一方で割安銘柄に買いが見られ、指数は小動きとなっている。ただ、国債利回りも上昇しており、米国での利下げが遠のくようであれば一気に売り直されるのではないかと思う。買われすぎ銘柄は買戻し以外の買いが入らず、買戻し一巡となったものから売られる修正安は続くと思う。
テクニカル分析
日経平均
方向感に乏しい展開となったが、戻りも限られている。結局は25日移動平均線や基準線までの調整は見られると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!