毎年、新たに発売されるビジネス書は約6,000冊といわれています。いったいどの本を読めばいいのか、迷ってしまう方も多いでしょう。
このコーナーでは、読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で注目を集めたおすすめ書籍をランキング形式で紹介します。特にアクセスの多かったトップ3については本文で詳しく解説します。
2025年8月の月間ランキングでは、変化の激しい時代を前に、自分の努力や生き方をどう位置づけ、未来へどうつなげていくかという根源的な問いに関わる書籍が多数ランクインしました。自分らしさを守りながら成長を続けたい――そんな思いに共感した方は、ぜひ8月のランキングをチェックしてみてください。
1位:『努力の地図』(荒木博行/クロスメディア・パブリッシング)
2位:『うまくいく人は自分にやさしい』(今井孝/KADOKAWA)
3位:『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』(木内翔大/KADOKAWA)
4位:『若者が去っていく職場』(上田晶美/草思社)
5位:『マウントを取らずにはいられない人』(片田珠美/PHP研究所)
6位:『やばい心理学』(内藤誼人/総合法令出版)
7位:『自分に嫌われない生き方』(谷口たかひさ/KADOKAWA)
8位:『なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』(岩本武範/サンマーク出版)
9位:『もっと学びたい!と大人になって思ったら』(伊藤賀一/筑摩書房)
10位:『才能のトリセツ』(佐野貴/PHP研究所)
※本の要約サービス「flier(フライヤー)」の有料会員を対象にした、2025年7月25日〜2025年8月24日の閲覧数ランキング
努力を「見える化」する新しい地図

8月のflierで最も読まれたのは、荒木博行さんの『努力の地図』でした。努力が必ずしも結果につながらない現実に悩む人は多いもの。本書はそんな不安を解消するために「努力の4階層モデル」を提示し、どこでつまずいているのかを客観的に見極められるようにしてくれます。さらに9つの「努力の神話」を解きほぐすことで、成果につながるアプローチを再設計できるのが魅力です。読めば、やみくもな努力から解放され、効率的に前進できるヒントが得られます。
親友のように、自分にやさしくしてあげよう
第2位の『うまくいく人は自分にやさしい』は、頑張りすぎている人の肩の力をふっと抜いてくれます。「もっと頑張らなければ」と自分を追い込みすぎると、視野が狭くなり、かえって力を発揮できないことも少なくありません。そんな悪循環を断ち切るために本書が提案するのは、自分を労わること。好きなことをする、無理をしない、自分を許す──そんなシンプルな習慣が心を整え、結果的に大きな成果を生み出すのです。読むだけで心がほぐれる1冊です。
AI時代の荒波を、上手に乗りこなす
AIが急速に広がる中、「自分の仕事は大丈夫だろうか」と不安に感じる人も多いでしょう。第3位の『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』は、AIの基礎から活用の実例までを、とことんわかりやすく解説します。漫画やケーススタディを交えながら、こんな時代でも「自分だけが助かる」方法を紹介。この一冊を読むだけで、AI未経験者でも、10年後を見据えたキャリア戦略を、楽しく実践的に学ぶことができます。

発売日:2025年05月21日
ジャンル:テクノロジー・IT
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話題の本から定番の本まで、ランキングには多くの人の悩みに応えてくれる書籍がランクインしました。気になる本が見つかったら、ぜひお手に取ってみてください。
来月はどんな書籍がランクインするのでしょうか。次回の結果もお楽しみに!
flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
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