この記事は2025年10月20日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年10月20日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、カナダドル以外の通貨が上昇して取引を終えており、先々週から一変してドル売りが進んでいる。円は上昇のほぼ中位(+0.36%)に位置する。
公明党が連立政権からの離脱を表明したことで、高市トレードの調整が続く。米国の一部地銀の不正融資疑惑が急浮上したことで、リスクセンチメントは一時的に悪化した。
自民党と日本維新の会との連立協議が進展、週末にかけて米ドル/円は下げ幅を縮小して取引を終えた。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米国の政府機関の閉鎖が続き、経済指標の発表の遅延しており、手探りの展開が続く。今週は明日21日(火)に招集となる臨時国会で首相指名選挙が実施され、高市首相が誕生することを市場は織り込む。
米国では遅れていた9月のCPIが今週末24日(金)に発表される。輸入企業の在庫は底をつきかけ、関税を自社で吸収出来なくなり、徐々に転嫁し始めている。CPIは緩やかな上昇がメインシナリオ。
月末のFOMCを前に、雇用統計は発表されておらず、このCPIの発表結果に為替市場が過剰反応するリスクに警戒しておきたい。米ドル/円は押し目買いと想定している。
今週は米ドル/円で149.00~152.50円、ユーロ/米ドルで1.1550~1.1750ドル、ユーロ/円で173.50~177.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。