この記事は2026年1月14日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Handy Birdy/stock.adobe.com)

2026年1月14日(水)の午前10時半すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週9日(金)の読売新聞の解散総選挙報道を受け、日経平均は暴騰。

本日14日(水)午前10時半前後時点の日経平均は54,400円と54,000円台で推移。米ドル/円も159円台に入っており、159.40円レベルで推移している。

米ドル/円はさすがに介入の可能性が高まってきた。その材料のひとつが「片山財務相、米財務長官と一方的な円安について協議」という報道。

片山さつき財務相は12日(月)、訪問先のワシントンでベッセント米財務長官と会談した。片山氏はベッセント氏に「1月9日にも一方的に円安が進む場面が見られ非常に憂慮している」と伝えた。
片山氏によるとベッセント氏も「認識を共有した」という。国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事らとも別途会談した。
片山氏に同行した財務省の三村淳財務官によると、ベッセント氏との会談の場では日米の事務レベルでも為替の状況を巡り「連絡を取り合って互いに絶えず状況をアップデートしていく」ことを確認したという。片山氏もその場で事務レベルの連携強化を指示した。

(出所:日経新聞)

マーケットでは、この報道が単なる「社交辞令」ではなく、「日本による為替介入への、米国側からの実質的な了解(グリーンライト)」であると解釈されているという報道もある。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今回の円安は解散総選挙報道から始まっていることもあり介入レベルは、当初懸念されていた158円台ではなく、160円台ではないかとの見方も。

解散総選挙の報道から、日経平均が暴騰しており、米ドル/円、クロス円ももっと上昇してもいいと思うが、介入警戒感だけが上値を抑えている展開。

結局、介入が入るまで、マーケットは米ドル/円を押し上げそうだ。当面、当局の動きに注意したい。

▽米ドル/円 日足チャート

260114nishiharaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。