外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年3月30日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼27日(金)の為替相場
(1):FRB高官インフレへの懸念示す
(2):英小売売上高 市場予想ほど落ち込まず
(3):ミシガン大消費者態度指数 下方修正
(4):米・イスラエル イラン国内複数個所を空爆

▼27日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上昇圧力のかかりやすい展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

27日(金)の為替相場

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期間:27日(金)午前6時10分~28日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):FRB高官インフレへの懸念示す

米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は「リスクバランスは全体として概ね均衡していると考えているが、イラン戦争により、現時点ではインフレリスクの方が大きいと言える」と指摘。その後、バーFRB理事も「この5年間、インフレは高水準が続いており、短期のインフレ期待も再び上昇している。そのため、さらなる価格ショックが長期のインフレ期待を押し上げる可能性を特に懸念している」と述べた。また、ジェファーソンFRB副議長は「少なくとも短期的には、中東紛争に起因するエネルギー価格の上昇を反映し、全体のインフレ率は上昇すると見込んでいる」との見解を示したほか、プライベートクレジット(ノンバンク融資)の脆弱性について「多少懸念している」と述べた。

(2):英小売売上高 市場予想ほど落ち込まず

英2月小売売上高は前月比-0.4%となり、市場予想(-0.7%)ほどには落ち込まなかった。変動の大きい自動車燃料を除いた売上高も前月比-0.4%と、市場予想(-1.0%)を上回った。

(3):ミシガン大消費者態度指数 下方修正

米3月ミシガン大消費者信頼感指数・確定値は53.3と速報値(55.5)から下方修正された。市場予想は54.0への下方修正だった。一方、消費者の1年先インフレ期待は3.8%と市場予想(3.6%)以上に速報値(3.4%)から上方修正された。以前から広がっていた物価高への懸念が中東紛争の影響でさらに深まったと見られる。

(4):米・イスラエル イラン国内複数個所を空爆

米国とイスラエルがイラン国内の複数の核関連施設と製鉄所を空爆したと伝わった。一方、イランは湾岸全域及びイスラエルの製鉄所に報復攻撃を行うと警告。その上でクウェートやカタールなど湾岸諸国に向けてドローンやミサイルを発射した。その後、イランのアラグチ外相は発電所攻撃を10日間延期するとしたトランプ大統領の主張と「矛盾している」とSNSで米国を非難。また、イラン革命防衛隊は「原油輸送の要衝ホルムズ海峡を閉鎖した」とし、同海峡を通過しようとする船舶に「厳しい措置」を取ると警告した。