外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年3月31日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼30日(月)の為替相場
(1):日銀「主な意見」公表
(2):三村財務官「断固たる措置」
(3):米大統領「大きな進展があった」
(4):独CPI 伸びが加速
(5):FRB議長「その段階に至っていない」
(6):NY連銀総裁「重大なリスクと不確実性に直面」

▼30日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:「介入警戒の円買い」と「有事のドル買い」が交錯/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(月)の為替相場

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期間:30日(月)午前7時00分~31日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀「主な意見」公表

日銀は3月18.19日に開催した金融政策決定会合における主な意見を公表した。「中東情勢とそれを端に発した原油価格の上昇は、リスクシナリオとして意識すべき」との意見があった一方、「経済環境や中小企業の賃上げスタンスが大きく崩れる兆しがみられなければ、躊躇なく利上げに進むことが必要である」との意見も見られた。また、今後の利上げのタイミングについては、「中東情勢の影響のほか、賃金、物価、金融環境など確認をしながら判断していく」との意見もあった。

(2):三村財務官「断固たる措置」

三村財務官は、「原油先物市場に加え、為替市場においても投機的な動きが高まっているという声が聞かれる」として、「この状況が続けばそろそろ断固たる措置も必要になる」との見解を示した。また、「われわれの照準は全方位だ」と述べ、為替市場だけでなく原油先物市場も注視していることを示唆した。

(3):米大統領「大きな進展があった」

トランプ米大統領は自身のSNSに「イランにおける軍事作戦を終結させるために協議を行っており、大きな進展があった」と投稿した。その後、イラン外務省は「戦争が始まって以来、米国とのいかなる交渉も行っていない」としてこの主張を否定した。

(4):独CPI 伸びが加速

独3月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+2.7%と市場予想(+2.6%)以上に前月(+1.9%)から伸びが加速。 欧州連合(EU)基準では前年比+2.8%と市場予想通りに前月(+2.0%)から伸びが加速した。イラン紛争を背景にエネルギー価格が前年比+7.2%と2023年8月以来の高い上昇率となったことが主因。食品とエネルギー価格を除いたコア指数は前年比+2.5%と前月と同じ伸び率だった。

(5):FRB議長「その段階に至っていない」

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、「イラン紛争の影響に対応する必要が生じる可能性はあるが、現時点ではその段階に至っていない」と述べた。また、「経済への影響がどうなるかは分からない」としたうえで、「金融政策は様子見が可能な良い位置にあると考えている」と述べた。一方、紛争に伴う原油急騰のような供給ショックへの対応については「FRBのツールは供給ショックに有意な効果を与えない」と語り、金融政策の効果は限定的との見解を示した。

(6):NY連銀総裁「重大なリスクと不確実性に直面」

ウィリアムズNY連銀総裁は「米国経済は重大なリスクと高い不確実性に直面している」として、「戦争が今後数カ月でインフレ率を押し上げる可能性が高い」との見解を示した。