主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月17日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
▼16日(木)の為替相場
(1):豪新規雇用者数 予想を下回る
(2):片山財務相、三村財務官発言
(3):英GDP 予想を上回る
(4):ECB議事録公表
(5):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(6):米大統領「合意に至る見通しは非常に良好」
▼16日(木)の株・債券・商品市場
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16日(木)の為替相場
期間:16日(木)午前6時10分~17日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪新規雇用者数 予想を下回る
豪3月雇用統計で、新規雇用者数は1.79万人増と市場予想(2.00万人増)をやや下回った。ただ、前月に急減していたフルタイム雇用者は5.25万人増に転じた(パートタイム雇用者は3.46万人減)。失業率は前月から横ばいの4.3%で予想通り。労働参加率は66.8%だった(予想、前月ともに66.9%)。
(2):片山財務相、三村財務官発言
訪米中の片山財務相は、中東情勢が物価や経済に与える影響が見通しづらい状況が続いていると指摘した上で、G7財務省・中銀総裁会議では「この状態の中では利上げは経済にバッドインパクトも当然あり、今は様子見だということを発言する中銀総裁が多かった」と述べた。またG7で「極めて高い緊張感を持って市場動向を注視していると発言した」ことも明かした。同行している三村財務官は日米の財務官レベルでも緊密に連携することを両国で確認したと明らかにした。
(3):英GDP 予想を上回る
英2月国内総生産(GDP)は前月比+0.5%と市場予想(+0.1%)を上回った。同鉱工業生産も前月比+0.5%と予想(+0.2%)以上に伸びた。同貿易収支は187.91億ポンドの赤字となり、赤字額は市場予想(200.50億ポンド)より少なかった。
(4):ECB議事録公表
欧州中銀(ECB)は3月理事会の議事要旨を公表。「中東戦争によって見通しは著しく不確実になり、インフレ率の上昇リスクと生産の低下リスクが生じた」とした上で「入手されるデータが悪化シナリオや深刻シナリオの可能性が高まっていることを示唆しない限り、これらシナリオに基づいて性急な行動を取らないことが重要だった」と政策金利を据え置いた理由を説明した。
(5):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
米新規失業保険申請件数は20.7万件と市場予想(21.3万件)を下回り、前週(21.8万件)から減少した。4週平均の申請件数は21.0万件となり、低水準にとどまった。その後に発表された米3月鉱工業生産は前月比-0.5%と市場予想(+0.1%)に反して減少したが、2月分が+0.2%から+0.7%へ大幅に上方修正された。
(6):米大統領「合意に至る見通しは非常に良好」
トランプ米大統領は「イランと合意に至る見通しは非常に良好で、良い合意になるだろう」と発言。米国とイランの停戦延長に向けた協議は今週末に開催される可能性があると述べた。