修繕積立金の値上げ通知、あなたならどうする?

不動産投資にピリッと「攻めのスパイス」を!

今回は、オーナー様なら誰しも直面する「修繕積立金値上げの通知」が届いた時の対処法についてです。

「毎月の手残りが減るから、もう手放した方がいいのかな……?」

と不安を抱える方は多いですが、結論から言えば、まずはその値上げが「妥当な計画」か「危険なサイン」か、中身をしっかり見極めることが重要です。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

STEP1:「良い値上げ」か「要注意な値上げ」かを見極める

値上げには大きく分けて2つのパターンがあります。

良い値上げ

国土交通省のガイドラインや長期修繕計画に沿った「計画的な値上げ」です。将来の工事に向けてしっかり備えている証拠といえます。

要注意な値上げ(見直しの余地あり)

相見積もりなどの「コスト削減の努力」をせずに、管理会社から提示された高額な工事費用をそのまま鵜呑みにし、安易に値上げだけで解決しようとするケースです。まずは工事費用の妥当性を確認する必要があります。

STEP2:疑問があれば「質問」し、納得して判断する

よくわからないまま、「賛成」または「議長に委任」にマルをつける必要はありません。

オーナー様には、議決権行使書(賛成や反対を回答する用紙)を提出する際などに、「今回の値上げは計画どおりなのか?」とその根拠を管理組合から委託を受けている建物管理会社に質問し、確認する権利があります。

これは決して、建物管理会社を問い詰めたりケンカをするためではありません。

「自分たちの大切なマンションを、一緒に良くしていくため」の前向きなアクションです。疑問をクリアにし、納得して進めることが何より大切です。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

修繕積立金の値上げ=致命的な価格暴落を防ぐ「必要な備え」

投資用物件の価格は、家賃収入から管理費・修繕積立金を差し引いた「実質的な収益性」に直結しています。

そのため、修繕積立金が上がって手残りが減れば、一時的に売却価格の評価が下がりやすくなるのは事実です。

しかし、もっと怖いのは、適正な値上げを拒んでしまうことです。

資金不足で必要な工事やメンテナンスを行うことができなくなり建物がボロボロ(スラム化)になってしまったり、将来の買い手に「足りない工事費の一括請求が多額に請求されるリスク」を残してしまえば、買い手はつきにくくなり、物件の価値は暴落してしまいます。

つまり適正な値上げは、無駄なコストアップではなく、管理組合に資金(修繕積立金)をプールしておくことで将来、売るに売れなくなる最悪の事態を防ぎ、大切な資産を守り抜くための『必要な備え』なのです。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

受け身から「攻め」へ! 議案が来る前に役員になろう

通知が来てから「質問する」「賛否を判断する」のも大切ですが、実はまだ「受け身(守り)」の姿勢です。

本当に資産の価値を高め、より良い方向へ導く「攻めのマンション管理」とは、値上げの議案が作られる前の段階から、自ら管理組合の役員(理事長)に就任し、マンションの運営に主体的に関わることです。

役員であれば、修繕の計画や資金状況を事前に把握でき、不当な値上げを未然に防いだり、適切なタイミングを自ら見極めて提案していくことができます。

知識ゼロでも大丈夫。RENOSYが全力バックアップします!

「役員になるのが重要なのはわかったけど、専門知識もないし、自分に務まるか不安……」

そう思われた方も、ご安心ください。

オーナー様に持っていただくのは「自分の資産は自分で守る」というマインドです。

難しい資料(議案書)の読み解きや、総会でどう意見を出すべきかといった専門的な知識面は、RENOSYの「建物管理サポート」チームが全力でフォローし、伴走いたします!

今すでに手元に値上げの議案書が届いている方も、まずはそのままRENOSYにご相談ください。

プロの目でジャッジし、アドバイスさせていただきます。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

次回予告

「RENOSYがフォローしてくれるとはいえ、役員(理事長)ってやっぱりめんどくさそう……」

そんな方のために、次回の第4回は、「『めんどくさい』はもったいない! 理事長になるメリット3選」をお届けします。

お楽しみに!

この記事を書いた人

幅 祐斗(はば ゆうと)
宅地建物取引士
マンション管理コンサルタント・現役理事長
名古屋工業大学大学院修了後、大手住宅設備メーカーを経てGA technologiesへ転職。セールスとして累計46億円の販売実績を上げ、全セールス中「面談顧客満足度1位」を獲得する。その後、担当顧客の物件で修繕積立金が高騰した経験から建物管理の重要性を痛感し、自らコンサルティング事業を立ち上げ。これまでに300棟以上のコンサルティング、6,000棟を超える総会資料を徹底分析し、200名規模の部署で年間MVPにノミネートされる。自身も1.1億円の物件を運用する現役理事長。宅地建物取引士。管理業務主任者。2児のパパ。趣味はアニメと遊戯王カード。