外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年5月12日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼11日(月)の為替相場
(1):米大統領「全く受け入れ難い」
(2):中国PPI 2カ月連続で伸びが加速
(3):MPC委員「イラン戦争を見極めてから行動を起こした方がよい」
(4):米中古住宅販売件数 前月から小幅に増加
(5):米大統領「大きな生命維持装置につながれている」

▼11日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:円相場の上昇は限定的/ ▼注目の経済指標・イベント

11日(月)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
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期間:11日(月)午前6時10分~12日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米大統領「全く受け入れ難い」

週末の10日にイランが戦争終結に向けた米国からの和平提案に対する回答を送付。イラン国営テレビによると、 イランの提案には戦争被害に対する賠償の要求や、ホルムズ海峡に対するイランの主権の協調が含まれているとのこと。トランプ米大統領は同日に自身のSNSに「イランのいわゆる『代表者』からの回答を読んだばかりだ。気に入らない―全く受け入れ難い」と投稿した。イラン戦争の先行き不透明感が広がり、ドル買いが先行して取引が開始された。

(2):中国PPI 2カ月連続で伸びが加速

中国4月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.2%と市場予想(+0.9%)を上回り、前月(+1.0%)から伸びが加速。同生産者物価指数(PPI)は前年比+2.8%と市場予想(+1.8%)以上に前月(+0.5%)から伸びが加速し2カ月連続の上昇となった。中東紛争による影響から石油化学製品や燃料を中心としたコスト上昇が工場出荷価格を押し上げた。

(3):MPC委員「イラン戦争を見極めてから行動を起こした方がよい」

英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)のグリーン委員は、物価について「リスクは完全に上振れ方向に偏っている。エネルギー価格や二次的影響に関するリスクは下振れよりも上振れの可能性が高い」としたうえで、「イラン戦争の進展がどうなるかを少し見極め、その結果として経済全体にどのように波及するかを判断してから、行動を起こした方がよい」との見解を示した。

(4):米中古住宅販売件数 前月から小幅に増加

米4月中古住宅販売件数は年率換算で402万件と市場予想(405万件)を下回ったものの、9カ月ぶりの低水準だった前月(401万件)から小幅に増加。販売価格が前月から0.9%上昇し4月の価格としては過去最高を記録したことと住宅ローン金利の上昇が重荷となった。

(5):米大統領「大きな生命維持装置につながれている」

トランプ米大統領はイランの和平提案について「馬鹿げている」と語り、「イランに関しては計画がある」と述べた。また、停戦合意については「信じられないほど弱く、大きな生命維持装置につながれている」との見解を示した。13日から予定されている中国への訪問と習近平国家主席とのについては、「台湾については中国との会談でいつも出てくる」として、「台湾への武器販売について話し合うだろう」と語った。