主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月21日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼20日(水)の為替相場
(1):英CPI 伸びが鈍化
(2):米大統領「最終段階に入っている」
(3):FOMC議事録公表
▼20日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:下値は限定的/ ▼注目の経済指標・イベント
20日(水)の為替相場
期間:20日(水)午前6時10分~21日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英CPI 伸びが鈍化
英4月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.8%と市場予想(+3.0%)を下回り、前月(+3.0%)から伸びが鈍化。食品やエネルギーを除いたコアCPIは+2.5%と予想(+2.6%)を下回り、前月(+3.1%)から伸びが鈍化した。英中銀(BOE)が重視するサービスCPIは+3.2%と予想(+3.5%)を下回り、前月(+4.5%)から伸びが鈍化した。
(2):米大統領「最終段階に入っている」
トランプ米大統領は「米国はイランとの協議において最終段階に入っている」と発言。「イランはディールをしたがっている」としたうえで、「イランに核兵器を持たせることはない」と改めて表明した。 その後、「イランには完全かつ100%良い回答が必要」として、「もし正しい答えが出なければ、事態は急展開する」と警告した。
(3):FOMC議事録公表
米連邦準備制度理事会(FRB)は4月28-29日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表。「インフレ率の高止まりと、中東紛争の期間および経済的影響に関する不確実性から、現在の政策スタンスを当初の予想よりも長く維持する必要が生じる可能性がある」とした。そのうえで、大多数の参加者は「インフレ率が2%を継続的に上回る場合は、政策の引き締めが必要になる可能性がある」と指摘した。また多くの参加者が、この可能性に対処するため、「今後の金利決定の方向戦に関して、緩和的な傾向を示唆する声明文の文言を削除する方が望ましい」と述べた。また、労働市場については、「当面安定を保つと予想」としつつ、「雇用面におけるリスクは下振れ方向に傾いている」と記してあった。