外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年7月15日8時10分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼14日(火)の為替相場
(1):上野厚労相「必要があれば見直しの検討を進める」
(2):かなり強い20年債入札
(3):米6月CPI 伸びが大きく鈍化
(4):FRB議長 初の議会証言

▼14日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:じりじりとした円安基調続く/ ▼注目の経済指標・イベント

14日(火)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:14日(火)午前6時10分~15日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):上野厚労相「必要があれば見直しの検討を進める」

上野厚生労働相は、厚労省が所管する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用方針をめぐり、「今後、必要があれば見直しの検討を進める」と述べた。その上で、足元の運用環境については基本ポートフォリオの想定から「大きく乖離しているとは考えていない」と指摘。GPIFの運用は「長期的な観点から、市場その他の民間活動に与える影響に留意しつつ行うこととしている」と付け加えた。一方、片山財務相はGPIFのポートフォリオについて「不磨の大典ではない」と述べ、見直しの可能性を探る考えを示した。両氏ともに検討の必要性には言及したものの、スケジュールを含めた具体策には踏み込まなかった。

(2):かなり強い20年債入札

日本20年債入札は応札倍率が4.522倍、平均落札価格と最低落札価格の差(テール)がゼロとなり、旺盛な需要が確認された。これを受けて本邦長期金利が低下。過度な財政不安が和らいだとの見方から、円がやや買い戻された。

(3):米6月CPI 伸びが大きく鈍化

米6月消費者物価指数(CPI)は、前年比+3.5%と市場予想(+3.8%)を下回り、前月(+4.2%)から伸びが大きく鈍化した。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+2.6%に減速した(予想+2.8%、前月+2.9%)。ガソリン価格が前月比で9.7%下落するなど、エネルギー価格の低下が目立った。ただ、足元で中東紛争の再燃を背景に原油価格が急伸しており、市場では連邦準備理事会(FRB)による年内の利上げの可能性を排除するには不十分との見方が広がった。

(4):FRB議長 初の議会証言

米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は就任後初の議会証言(下院)で、近年の物価高に関して「米国の家計や企業にとって過度な負担になってきた」と指摘。その上で「インフレの高止まりを容認しない」と強調した。自身のFRB改革を支える5つのタスクフォース(作業部会)については、その狙いが物価の安定にあると説明。「(タスクフォースを通じて)より良い金融政策を決定できるようにし、ここ数年の高インフレに終止符を打つ」と表明した。6月CPIが大幅に鈍化したことについても言及し、「これでミッション完了ではなく、やるべきことはたくさんある」と語った。