韓国②

1月14日、国内の中堅ノンバンクであるJトラスト <8508> は、イギリスのスタンダードチャータード銀行の子会社である韓国スタンダードチャータード貯蓄銀行(以下、SC貯蓄銀行)の買収について、同貯蓄銀行の株式取得にかかる韓国金融委員会等の承認を得たことを発表した。

Jトラストは2014年6月に韓国スタンダードチャータードキャピタル(以下、SCキャピタル)とSC貯蓄銀行を買収することをすでに発表している。買収額は概算でSC貯蓄銀行が約52億円、SCキャピタルが約98億円。今回の承認により、SC貯蓄銀行の買収の最終調整に入る。

2012年にも、Jトラストは韓国の親愛貯蓄銀行を連結子会社としている。SC貯蓄銀行の買収が完了すれば、両貯蓄銀行合わせて貸出残高は貯蓄銀行として韓国第3位の規模になり、韓国全土の70%のシェアを獲得することができるまでに拡大、韓国全土に対しての営業強化が可能となる。

また、2014年11月には、韓国の亜州モーターズ、亜州産業が株主となっている亜州キャピタルにかかわる優先交渉権を取得したことも発表しており、韓国の金融業界においてその存在感を着々と増している。

(ZUU online)

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