56d175d9e8557ed8ae6f8d8aaa6ef222_s ミドリムシなど藻類のビジネス化を推進しているユーグレナ <2931> は1月23日、中国に現地子会社を設立すると発表した。斬新な事業であることから注目度も高いベンチャー企業が中国での事業展開を本格化させている格好だ。

今回、ユーグレナで設立するのは、上海に拠点を置く上海優端納生物科技有限公司(仮)で、中国国内のミドリムシ食品市場の立ち上げを主な目的に活動を開始する。

ユーグレナの現地法人の立ち上げには台湾系の食品原料販売会社と合弁で設立するもの、資本金は600万元。ユーグレナの出資比率は70%となる。

ユーグレナは国内でのミドリムシ食品の展開を着々と推進しており、昨年にはイトーヨーカ堂とミドリムシ食品の販売コーナーを設置するなどしていた。

食品メーカーとの連携をした経緯もあり、カゴメ <2811> と製造したユーグレナ入り野菜ジュース、ロッテと共同で提供するガム、ブルボン <2208> と開発したユーグレナ入りクッキーなどが販売された。ほかにも、永谷園 <2899> とはユーグレナ入りインスタン味噌汁なども販売されている。

中国国内でもこうした、ユーグレナ入りの食品が受け容れられるのか、今後の動向も俄然、市場からの興味を集めそうだ。

(ZUU online)

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