フジテレビ

2月4日、フジ・メディア・ホールディングス <4676> が平成27年3月期第3四半期決算を発表した。売上高は4,658億円(前年同期比△0.7%)、営業利益181億円(同△24.7%)、経常利益284億円(同+4.4%)、四半期純利益196億円(同+42.3%)となった。平成27年3月期通期は売上高6,454億円純利益237億円を予想している。

セグメント別にみると、売上高では制作事業、広告事業、都市開発事業は 増収となったが、放送事業、映像音楽事業、生活情報事業、その他の事業が減収となった。

特に放送事業、映像音楽事業の苦戦が足を引っ張っている。柱の1つである放送事業では、「オーヴォ」、映画「テルマエ・ロマエ Ⅱ」が貢献し、売上高は2,564億円(前年同期比△0.6%)に踏みとどまったものの、「2014 FIFAワールドカップ」等により番組制作原価が増加し、営業利益は111億円(同△25.7%)と減益になった。また、映像音楽事業では、前期の「進撃の巨人」、「ONE PIECE FILM Z」のような大型ヒット作品がなくなったことから、売上高は406億円(同△8.9%)と減収、費用面では映像作品の出資金等により原価率が上昇し、営業利益は2億円(同△82.9%)と大幅な減益となった。

経常利益ベースでは、伊藤忠・フジ・パートナーズの持分法適用関連会社化による「負ののれんの発生益」等の計上(持分法による投資利益に94億円)により前年同期比で微増益を確保した。

(ZUU online)

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