2015年3月末の“長く持つほど得をする”株主優待銘柄6選!

上場企業が長期安定株主を得る手段として株主優待を上手く活用している。長期保有してもらうことで、株主優待品を手厚くする動きが活発化している。今回は3月権利落ちとなる銘柄の中から長期保有していると株主優待が優遇されるものをピックアップする。長期目的の場合、企業の財務内容もしっかりと見ておかなければならない。そこで、自己資本が厚い企業であったり、大株主が優良企業である企業を挙げていく。


2015年3月の株主優待①プロトコーポレーション <4298>

中古車情報誌「Goo」等を運営。事業の主な柱は中古車販売店のデータ登録・広告収入。自己資本比率が63.4%(2014年9月期)と財務内容も良好だ。

株主優待はカタログギフトで100株以上2,000円相当、1,000株以上3,000円相当、6,000株以上5,000円相当、20,000株以上10,000円相当。

そして3年以上継続して保有の場合、100株以上1,000株未満の株主には3,000円相当、1,000株以上6,000株未満の株主には5,000円相当、6,000株以上20,000株未満の株主には10,000円相当、20,000株以上の株主には15,000円相当にアップする。


2015年3月に注目の株主優待②ピア <4337>

チケット販売の最大手企業。2014年9月期における自己資本比率は19.0%にとどまるが、セブン&アイ・ホールディングス <3382> が第2位株主。そして凸版印刷 <7911> 、KDDI <9433> などが名を連ねる。

株主優待は自社ギフトカード、オリジナルシネマギフトカード、オリジナル図書カードで、優待金額範囲内で自由に選択できる。100株以上で2500円分、1,000株以上で5,500円分。そして1年以上継続して保有の場合、100株以上1,000株未満の株主には5,000円分、1,000株以上の株主には11,000円分に増額される。


2015年3月に注目の株主優待③理研ビタミン <4526>

海藻やドレッシングなどの食品メーカー。2014年9月期の自己資本比率は65.5%と手厚いうえに、筆頭株主がキッコーマン <2801> 、第2位株主が武田薬品工業 <4502> となっている。

株主優待は自社関連商品(食品)で、100株以上1,000円相当、500株以上2,000円相当、1,000株以上3,000円相当、3,000株以上4,000円相当。

そして3年以上継続して保有(株主名簿に連続7回以上記載)の場合、100株以上500株未満の株主には2,000円相当、500株以上1,000株未満の株主には3,000円相当、1,000株以上3,000株未満の株主には4,000円相当、3,000株以上の株主には5,000円相当とそれぞれ1,000円上乗せされる。