三菱商事 <8058> は2015年2月4日、2014年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。これによると、純利益は前年同期比6%減の3,153億円だった。特に昨年下半期の原油価格下落による北米や欧州のガス・石油開発での減損損失が響いた。ここ最近、石油開発事業を持つ商社などの利益減が相次いで伝えられている。
セグメント別で純利益をみると、地球環境・インフラ関連は前年比で48億円増の231億円、新産業金融関連(資産管理、インフラ向け投資、バイアウト投資、リース、不動産開発、物流)は同116億円増の365億円だった。ファンド事業の持ち分利益増や販売用不動産の売却が増加の要因だった。
またエネルギー関連は803億円となり、前年同期と比べて262億円の減少を記録した。三菱商事の説明では原油価格の下落や環境の変化などが、北米や欧州のガス・石油開発での減損損失を招いたという。原油を扱う化学品関連も、石油化学事業における取引利益減で前年比16億円の減少となった。
また金属関連でも、豪州石炭販売価格の下落で、前年と比べて13億円のマイナスを記録した。生活産業では、畜産事業の販売価格上昇で、560億円(前年同期比117億円増)を計上した。
(ZUU online)
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