2月25日、東京會舘 <9701> が同社本舘のある「東京會舘ビル」が建て替えられている期間の業績予想を発表した。12ヶ月ベースで売上高49億円、営業利益△14億円、経常利益△14億円となる。なお、2015年3月期の業績予想は売上高93億円(前期比7.4%減)、営業利益1.5億円(同68.9%減)、経常利益1.9億円(同63.2%減)、当期純利益0億円(同100%減、前期は2.7億円)としている。

東京會舘ビルは2015年1月にすでに一時休館に入った。同ビルと同一街区にビルを所有する三菱地所 <8802> および東京商工会議所とともに、「東京會舘ビル」「富士ビル」「東京商工会議所ビル」を一体的に建て替える共同ビル開発事業に参画し、現在、その具体化に向けて検討を重ねている。

2018年に建て替えを完了し、新本舘にて宴会場、結婚式場、レストラン事業を再稼働させる。新宴会場等は床面積約 17,100㎡、階数7階~地下3 階(各階の一部)となり、投資額は約190億円に及ぶ。2015年3月期第三四半期決算時の貸借対照表に記載されている総資産は約117億円、そのうち現金及び預金は約24億円だ。投資額の約190億円は総資産や2015年から2018年までの運転資金などを考えるとかなり大きい額だ。同社は、必要資金は借入金および資産売却にて調達するとしている。

1922年に創業した同社は2012年に90周年を迎えた。格調高い宴会場と本格的フランス料理を提供し、国際的な社交場として利用されてきた。2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に新しい歴史を刻もうとしている。

(ZUU online)

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