日本百貨店協会が4月21日公表した3月の全国百貨店売上高は5441億円で、既存店ベースでは前年比19.7%減と2ヶ月ぶりに前年実績を下回った。昨年4月の消費増税前の駆け込み需要の反動を受け、大きく減少した。
82社239店舗を対象に調査した。前年比では20%近い減少となったが、2013年同月で比べると0.6%増となった。反動減対策の細事やインバウンド効果で東京や大阪など主要都市では一昨年実績を上回った。
商品別では食料品は5.7%減と比較的小幅な減少だったが、家具や家電など家庭用品は28.5%減だった。衣料品も18.8%減、美術・宝飾・貴金属など雑貨も32.2%減と落ち込んだ。
訪日外国人売上高ではビザ緩和の影響や円安効果で売上高、客数ともに伸びた。商品では高級時計や化粧品などが売れているという。
また、同日発表した3月の東京地区百貨店売上高は16.5%減の1432億円。5カ月ぶりに前年実績を下回った。(ZUU online 編集部)
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