広告事業、決済事業、投資事業を行うデジタルガレージ <4819> は5月1日、米国で金融機関向けに個人資産管理(パーソナル・フィナンシャル・マネジメント)ツールの提供をすすめるMXテクノロジーズに新たに出資したと発表した。米国でも注目される「FinTech」企業の日本市場への参入にも期待しており、実現する際には支援する同社の構えも鮮明になった。
発表によれば、MXテクノロジーズは、米国内で銀行などの金融機関向けに、顧客口座向けの資産管理ツールの提供を行っており、顧客口座の取引データ分析や管理ツールとともに、広告配信ソリューションを併せて提供している特徴を持っている。「FinTech」スタートアップが集まるカンファレンス「Finovate」で、MXテクノロジーズが5回ににわたって最優秀賞を受賞した経緯もあり、シェアも業界ではトップだ。
デジタルガレージによるMXテクノロジーズへの出資は、同社子会社のDGインキュベーション(DGI)を通じて実現。「2010年6月にサービスを開始してから順調に業績を拡大している」とデジタルガレージは言及した。
今回の資金調達を受けて、MXテクノロジーズは、DGIおよび他の出資企業と連携しながら現在展開している各種サービス強化を行い、クライアント企業とそのエンドユーザーへより強力なPFMツールを提供し、次なる成長フェーズを目指すと表明している。
なお、米国の大手金融機関の一つであるUSAA社も今回、MXテクノロジーズへの出資を行ったとのことだ。(ZUU online 編集部)
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