東芝 <6502>は5月8日、2015年3月期(14年度通期)決算の業績予想を取り消し、「未定」にすると発表した。未定としていた期末配当についても無配とした。今年4月に判明した不適切な会計処理の影響を確認しており、現時点で業績が予想できないため。決算発表は6月以降になる見込み。

東芝はこれまでに、一部のインフラ関連工事で工事原価総額が過少に見積もられるなど、会計処理で問題があった可能性を発表している。

同社は同日、第三者委員会設置を公表。これまでの特別調査委員会から調査の枠組みを移行させる。特別調査委員会のこれまでの調査によると、2013年度以前の過年度決算修正を行う可能性が生じているという。

15年3月期の見通しは、営業利益で前期比13.5%増の3300億円などとしていた。(ZUU online 編集部)

【関連記事】
マネーフォワード・辻CEOが語るクラウドがもたらす未来とは?
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
今年はゆうちょやLINEの株も購入可能?直近2年で勝率82%以上の「IPO株」とは
三井物産が純利益で12%減、鉄鉱石価格下落など影響
上場へ再申請!時価総額1兆円か?LINEのIPO株を最速で手に入れるには?