シャープの液晶パネル (写真=Getty Images)

経営再建中のシャープ <6753> が、主力銀行2行から合計約2000億円の支援を受けると報道された。同社は今後3年間で約2700億円の設備投資を行い、そのうち約1400億円を中小液晶事業の設備増強と工場整理に投じる。他社との競争が激化している液晶事業に大きく依存していることがシャープの経営不振の原因だが、今後の経営再建も液晶に賭ける事となる。

シャープはこの賭けに勝つことができるだろうか?シャープが主に戦う相手はジャパンディスプレイ <6740> と韓国のLGディスプレーだが、ここではジャパンディスプレイと比較して、今後のシャープの液晶事業の展望を洞察していく。というのも、国内メーカーであるジャパンディスプレイはシャープと、LGディスプレーと違い、同じ為替相場で競争しなければならず、事業環境が似通っているからだ。もしもジャパンディスプレイと互角に戦うことができれば、シャープの経営再建の可能性も大きくなるだろう。

はたしてシャープに勝算はあるのか。投資、新規技術、新規分野の3点について徹底比較を試みる。