ワタミのV字回復はあるのか?アルバイト出身新社長に課された課題-507x330

(写真=Thinkstock/Getty Images)

居酒屋チェーンや宅食事業、介護事業などを運営するワタミは、第3四半期の決算において、既存店売上高が前年比93.4%と計画を大きく下回ったことなどから、2015年3月期決算における業績見通しを下方修正することを発表した。


2期連続の赤字見通し

当初の中間期予想では、売上810億円、営業利益10億円としていたが、決算では売上高が約777億円で、営業収支では損失が約10億円となり、このまま推移すると売上高1540億円、営業損失37億円、最終損失50億円と、前期に続いて2期連続の赤字になる見通しだ。

外食事業の既存店売上の落ち込みに加えて、宅食事業や介護施設の入居率なども伸び悩み、事業全体が大きく見込みを下回った。また赤字の居酒屋店舗を閉鎖したことによる特別損失などもあり、最終赤字も拡大し、期末配当の見送りも発表している。

桑原豊社長は2期連続で赤字見通しとなった責任を取り、3月1日付で代表権のない取締役に退き、後任として清水邦晃常務(44)が社長に昇格する。清水氏は学生時代にワタミの居酒屋にアルバイトとして入り、その後、正式に社員として入社。店長などを経て、グループの介護事業の立ち上げに関わった経歴がある。