6月2日、日本たばこ産業(JT) <2914> は「喫煙に関する危険性を消費者に知らせる義務を怠った」として、カナダ・ケベック州の同社現地子会社『JTI-Macdonald Corp(JTI-MC)』に対してケベック州上位裁判所が第一審判決を下したことを発表した。

同裁判所は、JTI-MCに対して、損害賠償金として総額約20億カナダドル(約2,000億円)の支払いを命じる判決を下した。また、同判決には、JTI-MCに対して、2015年7月26日までに、約1億4200万カナダドル(約142億円)の支払いを求める仮執行命令も下されている。
この訴訟は、ケベック州の喫煙者らが起こした2件の集団訴訟で、JTI-MC以外にも、インペリアル・タバコ・カナダ、ロスマンズ・ベンソン・アンド・ヘッジスなど、その他現地たばこ会社に対し総額150.5億カナダドル(約1.5兆円)の支払いが命じられた。

JTI-MC は、判決内容について不服として控訴するとともに、仮執行命令に対しても執行停止を求める意向だ。

同社は「判決が2015年12月期連結業績に与える影響はない」と発表している。(ZUU online 編集部)

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