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(写真=Thinkstock/Getty Images)

ネット通販が急成長している。ネット通販といえば、トラックで宅配便の方が運んで来る風景に馴染みがあるだろう。ネット通販急成長を支えるのはトラックドライバーだ。しかし今トラックドライバーの不足が深刻な問題となっているのをご存じだろうか。

2014年末には各地で収穫された農産物が、東京や大阪といった大都市に輸送できないという事態が発生。トラックドライバー不足が生活にまで影響を及ぼしつつある。


増加する宅配便取扱個数

国土交通省によれば2014年度の宅配便取扱個数は36億3,668万個。2009年度からの5年間だけで5億個も増加している。このうち98.8%がトラックによる配送となっている。

取扱個数が年々増加する中、時間指定をした配送を希望する人も増加。特に午前中と夕方以降に受け取りを希望する人が集中している。集中する時間帯にあわせた人を配置するのは、中小企業が多いトラック運送会社ではなかなか難しい。さらに一度配送しても不在で持ち帰ることも多く、ますます負担が増している。

トラックによる配送が増える中、長時間労働や他の産業よりも賃金が安く、荷物によっては過酷な荷物の積み下ろしが要求される労働環境であるため敬遠されやすく、若い人が集まりにくい。中高年齢層が占める割合も高くなっている。トラックドライバーの確保が難しい状況がこれからも続くとなると、業界全体が厳しくなることが予想される。