神戸製鋼プレスリリース (写真=プレスリリースより)

神戸製鋼 <5406> は6月23日、同社の米子会社が参加するコンソーシアムがアルジェリアで建設中の製鉄所向けに、年間能力250万トンの直接還元鉄プラントを受注したと発表した。直接還元鉄プラントはアルジェリア初という。2017年の稼働開始を目指す。

製鉄所はトルコのトスヤリ社が建設を進めているもので、建設資材として需要の高い線材や棒鉄を生産する計画。天然ガスを使用して還元鉄を製造するMIDREX(R)プロセスの直接還元鉄プラントを使う。

神戸製鋼の米子会社「ミドレックス社」と、ルクセンブルクのエンジニアリング企業「Paul Wurth S.A(PW社)」がつくるコンソーシアムが受注した。PW社は2014年からMIDREX(R)法を活用した直接還元鉄プラントの設計や建設、マーケティングについて、神戸製鋼からライセンス供与を受けている。

神戸製鋼は発表資料で「ミドレックス社は、今後も当社グループにおける還元鉄ビジネスの柱としてグローバル展開に貢献すると共に、今後もこれらの商機を確実に取り込み、受注量の確保と更なる成長に向けて取り組んで参ります」とコメントしている。(ZUU online 編集部)

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