コンビニ
(写真=PIXTA)

コンビニエンスストア大手3社の2015年3?5月期の決算が出そろった。セブン-イレブン・ジャパンを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングス <3382> とローソン <2651> 、ファミリーマート <8028> のいずれも営業利益は3~5月期としての過去最高を更新した。

セブン&アイは北米のコンビニエンスストア事業で原油安に伴うガソリン売上高減少が影響し、全体の売上高にあたる営業収益は減少したものの、国内ではいれたてコーヒーの「セブンカフェ」が伸びるなど好調だった。純利益も前年同期比6.9%増の422億円で過去最高を更新した。

ローソンは営業利益が前年同期比13.7%増の191億円と過去最高を更新したほか、昨年買収した成城石井やユナイテッド・シネマの好調で売上高にあたる営業総収入は19.7%増の1402億円となった。一方、不採算店舗の減損損失などで純利益は前年同期比15.2%減の77億円となった。いれたてコーヒーでは「カフェラテ」の値下げで販売実績を伸ばしているという。

ファミリーマートは国内のコンビニエンス事業で、ホットミルクで作る新メニューのフラッペ商品が品薄になるなどの人気となり、中食が好調に推移。売上高にあたる営業総収入は前年同期比11.9%増の991億円、営業利益は同比23.3%増の111億円だった。一方、純利益は前年の株式売却益の反動で75.8%減の33億円にとどまった。

3社ともカウンターで販売するいれたてコーヒーの販売が伸びており、今後もコンビニ大手のいれたてコーヒー競争はさらに激しくなりそうだ。(ZUU online 編集部)

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