(写真=PIXTA)
日本経済新聞の集計によると2015年3月期は金融危機前の最高益だった2008年3月期を上回り7年ぶりに最高益を更新したとのことです。
円安を追い風に北米などでの海外需要を取り込んだ自動車や電機が大きく利益を伸ばしたほか、構造改革の効果もあって稼ぐ力が高まっているとしています。そして今期も増益が見込まれ2期連続で最高益となる見通しだとしています。
このように上場企業の利益が最高となるなか、今回は前期こそ減益で最高益を逃したものの、業績の回復で今期は2年ぶりの最高益更新が期待される銘柄をピックアップしてみました。
例えばサンドラッグ <9989> は、消費増税前の駆け込み需要の反動減で化粧品や医薬品の販売が苦戦したことで前期に25年ぶりの減益となり2014年3月期まで続いた24期連続の営業最高益更新記録が途絶えたものの、今期は二桁の増益での2年ぶりの最高益更新が期待されています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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