(写真=PIXTA)
日本経済新聞の集計によると2015年3月期は金融危機前の最高益だった2008年3月期を上回り7年ぶりに最高益を更新したとのことです。
円安を追い風に北米などでの海外需要を取り込んだ自動車や電機が大きく利益を伸ばしたほか、構造改革の効果もあって稼ぐ力が高まっているとしています。そして今期も増益が見込まれ2期連続で最高益となる見通しだとしています。
こうしたなか投資のヒントでは今期に最高益更新が期待される銘柄を数回に渡って取り上げてきましたが、今回は最高益更新が予想される銘柄のなかから業績の上振れ期待が大きいものを取り上げてみました。
具体的には営業利益のコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回る銘柄をピックアップしています。例えばアルプス電気 <6770> ではコンセンサス予想が会社予想を2割以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
この半月余りの相場を覚えておこう
雇用統計の結果~9月利上げなのか~
ギリシャ、中国が落ち着いて米国に焦点が移るか
決算シーズン本格化 減益予想も心配は不要
中国本土市場 続伸でのスタートか ギリシャ情勢や中国第2四半期GDPに注目