日本百貨店協会は7月21日、6月の全国百貨店売上高を発表した。全体ベースの売上高は4879億円だった。既存店ベースでは前年比0.4%増と3カ月連続で前年実績を上回った。降水量が多く気温が低かったことなどで厳しい条件となったが、前年比を上回る実績となった。訪日外国人の売上高は好調に推移し、購買客数は276.5%増、売上高伸び率も307.1%増となるなど、増勢が続いている。

商品別では、主要5品目のうち、身のまわり品、雑貨、家庭用品は増加となったが、主力の衣料品はクリアランスの月ずれによる影響を受け7.7%減となった。雑貨は18.4%増と高い伸びを示した。細分類では化粧品と、美術・宝飾・貴金属が引き続き好調を持続。中元については早期展開、ネット強化、新商材投入などの施策で順調に前半を折り返した。

また、訪日外国人売上高は中国の端午節による大型連休で来日数が増えたことやASEAN諸国からの来店客が好調で、売上高は過去最高の伸びとなる307.1%増となった。

地域別でみると、都市別では東京、大阪など大都市圏が好調で、牽引する形となった。(ZUU online 編集部)

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