ビッグデータ処理に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングGraph500で、スーパーコンピュータ「京(けい)」が2014年6月以来、再び世界第1位を獲得した。ドイツのフランクフルトで開催中のハイパフォーマンス・コンピューティングに関する国際会議「ISC2015」で13日(日本時間14日)に発表された。

理化学研究所と東京工業大学、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン、九州大学、富士通 <6702> の国際共同研究グループが改良を進めてきた。

大規模グラフ解析の性能は、大規模で複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析で重要なもの。今回のランキング結果は、「京」がビッグデータ解析に高い能力を持つことを実証した。

東京工業大学博士課程の上野晃司さんは「アルゴリズムの新手法の考案、実装と徹底した性能の分析、改良を実施し、大幅にスコアを向上させることに成功した。(昨年11月は2位だったが)再び世界1位になれたことは大変うれしい」と話している。(ZUU online 編集部)

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