都市計画等も調べてみる
少し前になりますが、2012年に「JR東日本が東京・山手線の品川~田町間に新駅を作ることを検討している」という報道が話題になりましたね。こういったインパクトのある報道があると周辺での不動産取引が活発になり、土地価格や賃料が上昇する大きな要因となります。このような大きな開発を行う場合には、自治体などが連携して何年も前から計画されているものです。例にあげた山手線の新駅についても、以前から東京都が主体となって「品川周辺地域都市・居住環境整備基本計画」を策定していました。このほか道路計画や再開発事業についても自治体の都市計画担当窓口などで聞くと、地域住民でもあまり知られていない情報を教えてくれることがあります。もちろん計画がそのまますぐに実行されるとは限りませんが、地域の将来性をはかるうえで有益な情報となることでしょう。
事前に入念なリサーチと準備を
賃貸不動産経営を考える上で必要となる、いくつかの情報収集法をご紹介しました。これらは我々不動産鑑定士が価格・賃料を評価する際の、基本的なものです。賃貸不動産経営で重要なことは、まず所有する不動産の経済価値を知ること。決して小さくはないリスクを回避するために、事前の準備は怠りなく。
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