カッツェンバーグ(左)とスピルバーグ
(写真=Thinkstock/Getty Images)

長編映画の公開を年間3本から2本に、かつ各作品の予算も削減することを今年はじめに発表したドリームワークス。独立系の同社がディズニー/ピクサーに張り合うことは可能だろうか。

ドリームワークス・アニメーションSKG(DreamWorks Animation SKG, Inc.) < DWA、NASDAQ> (以下、「同社」)は1994年にスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)、デヴィッド・ゲフィン(David Geffen)、ジェフリー・カッツェンバーグ(Jeffrey Katzenberg)により設立された。現最高経営責任者(CEO)はカッツェンバーグ氏。同アニメーション制作会社がこれまでに公開した作品は31本のみだが、『シュレック』シリーズのうちの2作品が歴代映画興行成績ランキングの上位50作品に入っている。

近年、同社は興行成績が振るわず、業績や株価が打撃を受けている。事態は好転するだろうか。


年間2作品?

今年はじめのカッツェンバーグCEOの発表によると、同社は年間製作本数を2作品にとどめ、さらに1作品あたりの予算を以前の1億4,500万~1億5,000万ドルから1億2,000万ドルに削減することを目指す。これは些細な金額に思われるかもしれないが、時価総額が20億ドル強の同社にとっては年間に削減される6,000万ドルは相当な額だ。したがって、同社の収益性が改善または悪化する、あるいは評価損が発生する要因となりうるのだ。


予算削減と特別作品

年間2作品のみ公開という事実に注目が集まることで、投資家には同社の予算が明確に伝わるだろう。同社は2018年までの公開予定作品をすでに最終決定しており、『ヒックとドラゴン3』や『カンフー・パンダ3』もお目見え予定だ。

また、同社は公開作品数および予算を削減するほか、『スーパーヒーロー・パンツマン』などといった特別作品の制作も時に行なう予定だ。同作品は、「通常のプロセスとは異なる方法にて格安の予算で現在制作中であり、2017年に公開予定」とのこと。