三菱電機 <6503> は8月25日、イタリアの業務用空調事業会社「デルクリマ社」を買収し、子会社化すると発表した。発行済み株式の約74.97%を取得することについて、大株主のデロンギインダストリアル社と株式譲渡契約を締結した。取得後は、関係当局の規則に基づき、残りの25.03%の株式について公開買い付けを実施し、完全子会社する。
発表によると、株式取得と公開買い付けによる取得価格総額は、664百万ユーロ(約902億円)。
三菱電機の空調冷熱システム事業は、日本や欧州、北米、中国、東南アジアなどグローバルで展開しており、欧州は日本に次ぐ重点戦略地域としている。欧州市場は、市場が成熟化する中で省エネなどの高付加価値製品や環境規制への対応が求められており、ルームエアコン、パッケージエアコン、ビル用マルチエアコンを中心に事業拡大をしている。デルクリマ社を買収することで、ビルや工場に用いられるセントラル空調方式のチラー事業に本格的に参入するという。(ZUU online 編集部)
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