自動運転
(写真=PIXTA)

自動運転やロボット技術の開発を行うZMPが8月26日、自動運転車両「RoboCar」を発売した。市販のハイブリッド(HV)車両に、周辺を探索するためのレーザー装置2台を搭載させた自動車で価格は2200万円となる。

もしも自動運転車がこの価格で買えるとすれば、購入を決断するだろうか。好奇心をくすぐられそうだ。

ZMPは、今後のさらなる成長の見込まれる自動運転技術やロボット技術を開発していることから、注目を集めている。南場智子氏のDeNA <2432> や経営コンサルタントの堀紘一氏が会長を務めるドリームインキュベータが、ZMPへの出資を実施した経緯もある。

今回、ZMPが発売したのは、市販HV車ベース「RoboCar HV」で、ドイツのレーザースキャナメーカーであるIBEOのスキャナ2台を搭載し、車両の周辺の様子を自動で認識する機能を持っている。車両周辺にどのような物体があるかや、レーザースキャンで描き出す道路周辺の様子から地図を製作する機能も実現されているという。

また、名古屋大学の無料の自動運転ソフトウェア「Autoware(オートウェア)」を実装することで、自律走行も可能になり、無人で走行するような完全な自動運転技術ではないものの、自動運転車が実現する格好だ。

ZMPはほかにも、オートウェアの実装や各種機器の設定なども提供するロボカーの基本パッケージを1780万円で販売しており、自動運転車を2000万円前後で買える計算だ。現在は主に、自動運転技術の研究開発などを主目的としたものになりそうだが、自動運転車としての価格としても評価できそうだ。(ZUU online 編集部)

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