クックCEOが発言

同社の最高経営責任者(CEO)ティム・クック(Tim Cook)氏は、米国の大手テレビ局CNBCの番組、『Mad Money(マッドマニー)』の司会者かつ投資家のジム・クレイマー(Jim Cramer)氏宛の電子メールの中で、同社の中国事業はすべて順調だと強調。さらに、アップルが実際に同市場で高成長を続けていると述べた。

クレーマー氏宛てメール全文
「ご承知のように当社は四半期(7-9月期)の途中で業績をお伝えすることはしませんし、基本的にはアップル株の値動きについてのコメントも差し控えます。ですが、いただいたご質問は多くの投資家が気に掛けていることだとお察しします。

私は毎日、そして今朝も中国事業の状況について報告を受けています。当社の中国事業は今年7月、8月も高成長が続いていると断言します。iPhoneのアクティベーション件数はここ数週間で飛躍的に増加し、ここ2週間の中国におけるApp Store(アップストア)の売り上げは今年最高となりました。

当然、私が将来を予測することは出来ませんが、今のところ今四半期(7-9月期)の当社の業績は安心できるものです。さらに長期的に見ても、中国市場には前代未聞のチャンスがあると引き続き考えています。同国ではLTEの普及率が非常に低く、今後数年間に中間層が特に大きく拡大する可能性があるためです」

同CEOが、「長期的に見ても、中国市場には前代未聞のチャンスがある」「同国ではLTEの普及率が非常に低い」と発言したことは注目に値する。世界最大の携帯キャリア、中国チャイナ・モバイル(中国移動通信) <941、HK> を例に考えてみよう。チャイナ・モバイルの携帯電話契約者数は約8億1,900万人だが、そのうち4G(第4世代)加入者はほんの2億900万人にすぎない。また、3G(第3世代)から4Gへの移行が信じられない勢いで進んでいる。ほんの半年前には、チャイナ・モバイルの4G加入者はたった1億700万人だった。

筆者がここ数週間、幾度となく断言しているように、今回の急落は同社株の絶好の買い場と言えるだろう。

ダニエル・スパークス(Daniel Sparks)(提供: The Motley Fool

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