矢野経済研究所は31日、レンタカーとカーシェアリング市場の調査結果を発表した。2014年のカーシェアリングは大幅な伸びを示し、レンタカーも消費増税の影響もなく好調だった。

14年のレンタカー市場は前年比4.1%増の6350億円。個人向けが好調だったほか訪日外国人の利用が80億円規模まで拡大し、一部法人の社有車の減車による利用も増えた。

20年には6700億円と予測。大都市圏への人口集中、訪日外国人客数の増加で、個人向け需要を中心に拡大の傾向あるとみられる。

カーシェアリングについては、14年が前年比45.3%増の154億円となった。ステーション数、車両数が増加し、法人の減車やタクシーの代替手段としての利用が広がった。

20年には295億円規模に達すると見込まれる。時間貸し駐車場へステーション新規開設に課題はあるが、都市部の小売り店舗に設置された駐車場を中心にステーションの増加がみられることから会員が増加し、稼働率も高まると期待される。(ZUU online 編集部)

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