三井物産 <8031> は2日、植物タンパクの食品ベンチャー企業、米Hampton Creek., Inc.(HC社)と増資引受契約を締結し、約18億の出資を完了したと発表した。HC社が手掛けている植物タンパクは、鶏卵に替えてマヨネーズなどの食品原料として使用できる「植物卵」のような特性を備えており、日本などでの事業展開を目指す。
HC社は植物タンパクを機能特性、分子特性で分類してデータベース化し、動物タンパクを植物タンパクで置き換えた食品の開発・製造販売を行う食品ベンチャー企業。世界最大級の植物タンパクのデータベースを活用し、HC社は既に鶏卵の代わりに植物タンパクを使ったマヨネーズやクッキーなどをウォルマートやターゲットといった米国大手小売店で販売しているほか、米国セブン-イレブン社にサンドイッチに使用されるマヨネーズにも供給しているという。
三井物産はHC社への出資参画を通じ、様々な食品に使用される卵タンパク・乳タンパクなどの動物タンパクを穀物栽培、家畜飼育、畜産製品製造の生産プロセスを経ることなく、環境負荷の少ない植物タンパクによって代替する新しいコンセプトの栄養科学分野に参入する。国内外のネットワークを活用して食品企業などと提携し、HC社の米国事業価値向上や、日本をはじめとするアジア地域での「植物卵」の事業展開を目指すとしている。(ZUU online 編集部)
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