ファッション情報ブログThe Business of Fashon(BoF、ビジネス・オブ・ファッション)が、ファッション専攻の大学生を対象に実施したアンケートをもとに人気校ランキングを発表。大学・短大や専門学校などの高等教育機関が対象で、トップ10の中に日本からも1校ランクインした。
上位に選ばれた学校の多くは、設備の充実度や講師陣のレベルの高さはもちろんのこと、在校中だけではなく、就職時に役立つキャリアサポートの強化に力を入れている。
激戦を勝ち抜いたファッション大学はどこなのか。10位から順にみてみよう。
10位 ドレクセル大学 (アメリカ)
ペンシルベニア州フィラデルフィア中心に位置する私立大学。世界中のアートスチューデントの憧れであるロンドン芸術大学のカレッジスクール、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションへの短期留学制度も実施。
BoF実施のアンケートに答えた在学生いわく「スタッフも最高だし、総合的に見て文句なしの学校だね。ドレクセル大学に入学してから、クリエイティブ面に磨きがかかったし、毎日やる気満々で課題に取り組んでるよ」と、モチベーションをあげてくれる校風が人気の秘密のようだ。
9位 ロイヤル・メルボルン工科大学 (オーストラリア)
ビクトリア州メルボルンの国立大学。今年のBoF人気ランキングでは、同校のファッション学科がマスターレベルファッションプログラムの第6位に堂々入っているが、就職状況は厳しいという。人気上位校といえども、新卒生の就職難は免れないようだ。
在学生からの要望は「就職説明会を企画するなど、もっとキャリア面でのサポートが欲しい。」と、非常に現実的だ。
8位 ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション (イギリス)
8位に選ばれたのは、就学率第2位(98%。うち留学生は44%)を誇る超難関校。マスターレベルファッションプログラムでは第4位に輝き、図書館やリソースへの評価も高いが、講師陣やOBネットワークは今一つという評判だ。
7位 ウェストミンスター大学 (イギリス)
国際的な知名度が低めなのにも関わらず、入学するのは至難の業と言われているロンドンの国立大学。総合評価第2位、生徒が選んだ講師陣ランキング第2位(90%)、学生自治体ランキング3位(86%)といずれも上位に食い込んでいる事実を考慮すれば、人気があるのも納得できる。
6位 ポリモーダ専門学校(イタリア)
世界的ブランド、フェラガモとフィレンツェ市が共同で設立したモード系専門学校。マスターレベルファッションプログラムでは第9位に選ばれ、校舎や施設に対する生徒の満足度は87%と高め。ここでも生徒の不満は就職難に集中しているようだが、学校側はサポート体制の改善に力を入れている。