陸上自衛隊ヘリコプター
（写真＝プレスリリースより）

富士重工業 <7270> は9月2日、陸上自衛隊から新多用途ヘリコプター「UH−X」開発プロジェクト立ち上げ事業の試作請負契約を締結したことを明らかにした。

発表によれば、富士重は米国のベル・ヘリコプター・テキストロン社と共同で、捜索救難などに用いられる412シリーズヘリコプターの発展型の開発を実施してきていた。同ヘリコプターの機体を共通プラットフォームにして陸上自衛隊向けの「UH−X」を開発する計画を富士重は立てている。

また、同社は「民間機として開発する富士ベル412+は、412EPIのドライラン能力を向上させるとともに、トランスミッションの出力向上、機体の耐久性の改善など、性能と安全性を向上させた機体」とした上で、「自社で開発した金属表面加工技術や、民間機大量生産などで培った高効率生産技術など、当社の独自技術を最大限に投入する計画」だとしている。

また、同社は、販売については、ベル・ヘリコプター・テキストロン社のネットワークを活用し、協働して世界で販売していく構えだ。（ZUU online 編集部）

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