レゴ
（写真＝PIXTA）

9月2日、デンマークの玩具会社レゴは上半期の売上が141億デンマーククローネ（約2,554億円）に達したと発表した。これは前年同期の115億クローネ（約2,083億円）を18％上回る。

最高財務責任者ジョン・グッドウィン氏によると、「デンマーククローネとユーロは主要通貨に対して弱くなっているが、為替変動だけで5％売上金額が増加するほど当社の売上高に大きな影響があった」と説明。同社はまた、今年上半期の営業利益が27％増加、純利益は、前年同期の27億クローネ（489億円）から35億クローネ（634億円）に急増したと報告している。

好業績が発表されたこの日、欧州宇宙機関（ESA）のアンドレアス・モーエンセン氏がロシアのソユーズロケットでカザフスタンから国際宇宙ステーションに向かい、宇宙へ行った初のデンマーク人宇宙飛行士となった。今回のミッションのためにレゴよりESAの公式ロゴをつけた特別仕様のレゴモデルの提供を受け、仲間として宇宙に連れていったことが現地では話題となっている。

グローバル市場での好業績は、レゴシティーやレゴテクニック、レゴスターウォーズ、クリエーターなどのラインナップで達成されたと同社は語る。最高マーケティング責任者ジュリア・ゴールディン氏によると、「市場に300種類以上のセットを投入したことにより、幅広い年齢層の子どもたちの手に魅力的な製品や物語を渡すことが可能となった」

アジアで最高成長率を記録したレゴは、同地域でグローバル展開を進めるための大規模投資を示唆した。中国の新工場では今年中に展開することになっている。「中国工場は拡大中のアジア市場向けだ。アジアでの顧客獲得拡大のために生産も行う予定だ」と業務最高責任者バリ・パッダ氏は述べた。（ZUU online 編集部）

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