日産ジューク
(写真=欧州日産プレスリリースより)

日産が英国工場に1億円投資することを発表した。主にジューク新モデルを製造するためだ。英国ジョージ・オズボーン経財相は「素晴らしいニュース。世界的な車の製造地として選ばれることは英国にとって重要な兆候だ」と歓迎している。

新たな投資で雇用も生まれる。工場では6,700件、関連工場では27,000件以上にのぼるという。この工場では、現在ジューク、キャシュカイ(初代モデルが日本では「デュアリス」として販売されていた)、ノート、そして電気自動車のリーフを製造している。日産によると、昨年は50万台を製造し英国内で最大級の車製造工場となっている。

BBCの取材に対し、日産欧州のポール・ウィルコックス会長は「おそらくヨーロッパで最も生産性の高い工場だろう」と話す。ロシアや中国市場での需要が衰退しつつある一方、西ヨーロッパ市場では需要が回復しつつあり、英国市場でも非常に良い傾向を見せている。わずかな需要拡大に目をつけているのだ。

自動車製造販売協会のデータによると、今年前半の英国内車製造数は79万3,642台を記録。これは1分に3台の車が製造されていることに等しい。2008年の金融危機により深刻な不況に陥ってから現在までの7年間で過去最高の数値となった。（ZUU online 編集部）

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