SONY DSC
(写真=PIXTA)

9月2日、イングランド銀行は公式ホームページで、次の新20ポンド紙幣をポリマーに印刷すると発表した。

2013年12月にはすでに、次の5ポンド紙幣と10ポンド紙幣をポリマーに印刷することも発表されている。5ポンド紙幣は2016年秋に発行される予定で、政治家でありノーベル賞作家でもあるウィンストン・チャーチル元首相を肖像とすることが決まっている。10ポンド紙幣には「高慢と偏見」で知られる小説家のジェーン・オースティン氏が採用されており、翌年の2017年に流通が始まる。

2013年にポリマー紙幣の採用を決定してから、同銀行は綿ベースの紙幣やポリマー紙幣のセキュリティ機能について幅広い研究を実施してきた。そして、紙幣技術の進歩を検討した結果、流通量の多い20ポンドもポリマー紙幣に移行することが決定された。同行の研究結果によると、ポリマー紙幣は安全性や耐久性に優れ、衛生面も向上するなど大きな利点があるという。流通してからの耐用年数が伸びるため紙よりも環境にやさしく、結果的に低コストとなる。また、偽造もされにくい。1988年にオーストラリアで発行されたのが最初とされている。なお、日本の紙幣には和紙と同じ三椏(みつまた)が使われている。

20ポンド紙幣は今年初めに肖像画が一般公募され、2016年の春に発表される。2020年末までに流通を開始するという。20ポンド紙幣用のポリマー供給の競争入札は2015年末に開始予定。(ZUU online 編集部)

【関連記事】
英アストンマーティン、150台の限定で「DB9 GTボンド・エディション」
人類史上長者1位は誰?「現役」からはビル・ゲイツ氏が9位にランクイン
なぜ、今「赤色」が人気なのか?景気と色のおもしろい関係
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
10位でも1億円?世界一高いスーパーカーランキング【2015年版】